No place to go

どすこい音頭。

色めく街の。

東京喰種√A 最終話とその一つ前を観た。

あまりに救いがなくて、何の意味がある戦いだったんだろう…と呆然としてしまった。泣いた、と言っていた人も多かったみたいなので、私がアニメ自体の物語を読み込めていないことが確実。

「自分の頭で考察やら想像をふくらませないと、つまらないオタクにしかなれない」というインターネット上の言葉をみて、ああ…うう…と SHIROBAKOの久乃木さんのような様相に。図星すぎた…。

 

以下、「?」な点諸々。

・ヒデは「帰ろう」と言ったけど、カネキに出来るのはこの争いに身を投じることをやめる(最終的にはCCGに投降する)ことのみで、それは人間としての日常に帰ることではないし、それが本当に「帰る」ことになるのだろうか…?カネキにはもう帰る場所がないし、みていてかなしみしかない。

・火事は誰か起こした…?最初、カネキが火を付けてヒデとそのまま死のエンド…?(グールは火で命を絶てる…?)と思ったけど、その後、金木はヒデを抱えて店から出て来たし、あんていくを燃やすことに何の意味があったのか…?とあのシーンでふと思ってしまった。トーカにとっても、大切な場所だったはずだから、戸惑ったけど、あそこを燃やしたのは、一度すべてを終わらせるため?なんだかよくわからない。

・ヨモさんが店長に言われていた、「最後の仕事」とは…?あんていくを燃やすこと?とも思うけど、じゃあなんで燃やさないといけないのか…という話にも繋がって来るし。考察で「トーカを危険から守ること」(金木を追って飛び出して行かないように)というのがあって、確かにそれもあるなと思ったけど。

・ヒデが「いろいろ自分でもできることをやってみようとしてたけど…一人じゃ何にもできないな」っていうシーン、「自分でもできること」っていうのが、具体的に「ヒデが有馬に根回ししていた」って書いてあるの見付けて、なるほどなと思った。ヒデみたいな一般人がどうこう根回しできるはなしでもないし、ヒデが最終的にこういう結末になると確信があったのかはあやしいから推測の一つでしかないけど。

・最終話の話ではないけど、芳村さんは、この戦いに身を投じてしぬことが、贖罪だ…みたいな感じだったけど、芳村さんがいたから今までグールの漁場で統制が取れていたわけで、芳村さんが自分の贖罪のためにしんでしまったら、そのあとグールの中の秩序が崩れてしまったりして、よりいっそうグールと人間とのあいだの関係に歪みが生じてしまったりしないのだろうか…?と気になってしまった。それでもなお…という感じだったのだろうか。

・梟討伐作戦の前の夜、あんていくの片付けをした芳村さん、古間さん、入見さんが、(その場から逃げることはできただろうけど)CCGの前に姿をあらわして闘うことを選んだのは、やっぱり贖罪なの…?

入見さんに関しては、「今日誰かのために死ぬことができてよかったと思うわ…」というシーンがあったけど、入見さんが闘ってしぬことで、誰のために役に立つのか…?と疑問に思ってしまった。トーカとかヒナミはもう別の場所にいってるから関係ないし。

→今思い返せば、ストレートに、あのおばあさんを守るため…という解釈か?

 

原作では、亜門と政道がアオギリに回収?されたり、:reのハイセがイコールカネキで、20年間の記憶がないのはそのせい、みたいなはなしも見て、無印すら読んだことないけど:re読んだ方が良いんじゃないかって気がして来た。