永遠の少年性。
今日、まだ新しく入って数日目の後輩に当たる人が、デスクがするような指摘をした。
日本語のわずかな違いのようなことだったが、直感的に「おかしい」と思ったようだった。
その指摘を、私と、先輩は、そもそも初読で気付かなかったし「なかなか支局にも言いづらい…」とスルーして伝えなかった。
そうしたら、後からデスクが来てピンポイントで「あの部分の日本語はおかしい、言えるなら言った方がいい」との指摘があった。
新鮮な目線。それは毎日の作業の中で失われていくもの。何も知らないころ、全てがきらきら輝いてみえていたようなころ、恐らくわたしにもあったもの。視点。
全てを知る賢者と、生まれたばかりの赤子のようなピュアな視点が同居しなければいい仕事ができない、という作業。
いつかその人も、ピュアで新鮮な視点を忘れてしまうのかもしれない。
それは関係無いにしても、自分はどうやれば新鮮な目線をもちつづけられるのだろうか。ポロポロと剥がれていく中で、それが分からない。