No place to go

どすこい音頭。

ふれる。

この世界の片隅に」を観た。

今まで、生活と生きることはまったく別物だと(生活はただ目の前にある毎日を繰り返していく無味なもので、生きることはそれよりももっと大志や夢を抱いていたり人生をかけて成し遂げたい野望があったりの壮大なものとして)、区分して考えてしまっていたが、生活と生きることはイコールで重なる同じものなんだとこの映画を観て思った。

かなしいことが起こっても、それが過度にドラマチックに悲劇的に描写されていないのがよかった。悲劇も、生活のなかで抱えてのりこえていかなければならない生きることの一部だからだろう。