No place to go

どすこい音頭。

凛とかまえたその姿勢には、古傷がみえ。

お金!おかね!Money!

もう仕事なんて、なんでもよくなっている。お金さえ入れば。心が動脈硬化を起こしたみたいだ。心が動かない。そうやって適当に就職して違和感をもってまた転職活動するか、それともそのまま心が死んだまま、心が死んでることにもきづかず働き続けて行くかのどちらかなのだろう。

 

終着駅にやって来て、路線を乗り換えまた次の駅に進んで行くように。それが今の真実だ 今のわたしの真実だ。

 

でも、音楽も聴けているから大丈夫だ。

思えば、高校の頃のある時から急に、テレビも見たくなくなって、画面の中の笑い声すべてが騒音に感じるようになった時期があった。好きだった音楽も何も聴きたくなく、何をしても笑えない、楽しく感じられない時期が、何ヶ月単位でつづいていた。それでも学校には行っていた。あれでよく生きていたよなと、今になってふと思う。お米の袋をかぶって、目のところだけ切り抜いて開けて、「ここから見える世界だけがほんとうの世界だ」とベッドの上でつぶやいていた。本当に絶望ばかりしていたし、あれでちゃんと生きていたのがすごい。あのころの自分が、「How to 絶望からの七転び八起き」 みたいな本を書いて出していたら、今わたしはその本を買って読みたい。

自分で一人で悩んで塞ぎ込んでただけだったけど、辛い時代をよくがんばれたよな… 過去の自分はぜんぶショーウインドウの向こうの別人のように思える。

 

今の自分は、そのころのじぶんと違って、絶望もしていない。これはとても残念なことに感じる。音楽も普通に聴けている。日々を生き生きと楽しむ気持ちもないし、そういう気持ちも減退してるし希望もないけど、鬱とかそういうのではない。何もしていないことにも、何も感じなくなっている。ただの怠惰だ。それが今の真実だ。